パジャマ

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 星野はたまに、ファイターちゃんになる。
 今日も夜遅くに帰ってきた。ドアが開く音がして、次にスリッパがぱたぱたと床を叩く音。
 枕に頭を乗せたまま、あたしが薄目を開けた時は確かに星野だったのに。シャワーを浴びてお風呂場から出てきた時にはもうファイターちゃんだった。

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チョコミント

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「だって星野のおごりって言うからさあ」
「おごりじゃなかったら来なかったのかよ?」
「やだな、そんなことないってば」
 軽口を叩きながら二人で足を向けたのは、通学路から一本外れた道にあるチェーンのアイスクリーム屋だった。

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